馬乗り狐


縁があって、素通りする逸品・伏見人形ですが、馬にのる狐とは、気になる。
火にまつわる稲荷神社の深遠な意味もあるらしく、大津絵にも同じ画題が〜。
かって、伏見稲荷を訪ねたおり、通りすがりに偶然見つけた伏見人形店は格式が高く、
ガラス越しに、古い品々に見入ったことがありました。
伏見人形には、素朴な土偶や土鈴などとともに魅入られる捨てがたいものがある。
これらの、アッケカランとした形や色彩は、ポピュラー(ポップ)アートだ。
素朴で、洗練されていないものや味が、たまらなくいいのですね!


伏見街道ぞいの、伏見人形窯元「丹嘉」の品で、栞を転載しました。
「丹」のつく字は、「丹生・丹生都姫伝説」につながり、「お気に入り」というか、どうも弱い。
彫刻(塑造)家は、土師部(はしべ・土でいろいろなものを造る人)なのだ。
そういえば、東京・町田郊外に、図師という地名があり、よく通っていたな〜。