2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

錦絵の黄金時代ー清長、歌麿、写楽

名古屋ボストン美術館 5万点にのぼる、貴重な浮世絵コレクションで知られるボストン美術館の名品から、 清長の優品38点。歌麿の優品56点。写楽21点など約140点が展覧されている。 鮮やかな発色が保たれ、錦絵と呼ぶに相応しい黄金時代の作品が競演…

雨雲と時雨など名碗

絢爛たる桃山の文化.特に慶長年間にそそられる私には魅惑的なタイトルの美術展だ。 建築、調度、屏風、南蛮、聖龕(せいがん)、蒔絵など、豪華潤蘭。そして陶器へと― 志野・織部の美濃焼を「織部の席巻」として、地元ならではの優品がオンパレード。 「へうげ…

傘に鷺文

飛来した鷺を、なにげなく望遠で撮影してみましたが、志野織部の器に描かれた文様で「鷺」があ るのを思い出し、UPしてみましたところ、やはり、なかなかに意味深で面白い。 蝙蝠傘とミシンの出会いもよか、しかし、傘と鷺の出会いもシュールで、ロートレ…

愛知60年代の美術展

1968年からの初期作品など40年ぶりの展示にめぐまれました。 左から、1968年 NO TITLE-B(cross work) / リトグラフ 1969年 GRADUATION-CROSS / キャンバス・着彩 1971年 RELATIVITY 2-A / メタルプリント・銅凸版 1969-71年 GRADUATION / リトグラフ 196…

白もの

この夏に。なぜか「白もの」が身近で目にとまり。 ホワイト・ゴーヤ、ご近所からのいただきものですが、自然・神のはからいによる、みごとな創造にマイッタ。 古市(名古屋骨董市・夏)で、つい手がでてしまった、中国か、北朝鮮の白磁の水差し、 貫入が美しい…

扇面形向付

この春に、月に一度、開かれる古市で、なにげなく入手した志野焼きですが、 まさかとは思うけれど、日がたつにつれ、古いものかもと悩ましくなっている「シロモノ・白もの」 見込みには、葦文、意外にも、繊細に描かれた穂先。葦の葉が風に揺れなびく姿は、 …