2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

仁清の透鉢(すかしばち)

野々村仁清の「かのこ」。しかも大胆な「透かし」 江戸時代初期に、この「ドット」、「かのこ紋」、「円孔」に驚愕。 野々村仁清の色絵は有名だが、この白釉はシンプルで、口縁は八角形らしいのもニクイ。 透鉢(すかしばち)の優品を多く残す尾形乾山の師である仁清…

ぼた餅(牡丹餅)

牡丹餅(ぼたんもち)と呼ばれる丸い文様 ぼた餅は、牡丹の花からとは、棚からボタ餅。 三日月形の口縁や、紫褐に焦げた肌に、黄色胡麻釉の散らしもニクイ。 素通りできない出光美術館(東京・丸の内)「日本の美3・茶」展で、所蔵の優品に出会う。 山椒の殻の割…

「かのこ斑点」と「連銭(れんぜん)型紋」

馬に描かれ斑点や斑(まだら)紋が、「かのこ紋」との関連で思いだされる。 この作品は、この春の長谷川等伯展で見ためずらしい「牧馬図屏風」部分 ミゴトな駁毛(ぶちげ)、まだら馬、描画技法「たらし込み」で出来る形状だ。 かなり思い込みのある描出なのだが…

かのこ(鹿の子)・刺身

新聞掲載の写真をみて、目がテン(ドット)に。 生後三日の子鹿で体長40センチだそうですが、正真正銘のかのこ(鹿の子)模様 この散らしドットは、ミゴトな神の技。 複写転載:中日新聞6月6日の記事「初の子ジカ誕生・大紀の大内山動物園」より 鯨・クジラの「かの…