2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

吹き墨・香港藝術館

香港を訪ねた時(2年ほど前)。香港藝術館に行きましたが、陶磁器の部門は、さすが、 歴史の厚みに圧倒され、クギずけにさせられる美術品に出会いました。 抽象表現主義的なタッチ、どうも直接には筆をおいたようには見えない釉薬の流れと滲み、 キャプション…

魚屋北渓・貝つくし

やはり、魚屋北渓(ととやほっけい)に、貝を写した優品があり、 一昨年の「写楽・幻の肉筆画―ギリシャに眠る日本美術―マノスコレクションより」で 写楽の魅惑的で繊細すぎる肉筆に固唾をのみ、そして、 北渓の小さな狂歌摺物「貝つくし」にも、見惚れたのを思…

This is アサリ

かなりビックな浅蜊に遭遇、即ゲット。浅蜊のDNAはどうなっているのか、 貝肌・殻表のバリエーションは、すごい、美事ですね! ボリュームある脹らみも見ごたえ充分。 北斎か魚屋北渓、あるいは若冲に、浅蜊か蛤を克明に描いたのがありましたね!

今夜は大松明・修二会

今日は「お水取り」の本命の日であり、深夜には、閼伽井屋から香水をくみ、 須弥壇下の香水壺に供えられる秘儀・行法がある。今夜は、さぞ大勢の参拝者で 驚異的な数のデジカメフラッシュとの供宴となっているに違いない。 ところで思いかけず、近親者から「…

高台寺・圓徳院・等伯障壁画

2006年3月に参観し撮影したものですが、長谷川等伯展にちなみUPします。 等伯による障壁画として、エピソードとともに紹介される作品で、桐紋が雪に見たてられ 冬景色として人気はあるが、 反対側に描かれた襖画は、キラ摺りによる型の桐紋と、撃つように激…

手向山八幡宮・土鈴

奈良では、二月堂の「修二会」の前に、春日大社、大社宝物殿、3月1日落成の興福寺国宝館、 東大寺戒壇院、大仏殿、法華堂(三月堂)を訪ねる。 法華堂(三月堂)の前には、東大寺を守護する手向山八幡宮があり、古い狛犬がよい。 この土鈴は八幡宮神宝の唐鞍を付…

多聞天紋

3月4日 斑鳩の里 法隆寺、中宮寺、唐招提寺を訪ねる。 法隆寺大講堂で紋幕の紋について訪ねたら「多聞天紋」と言い、 日本で一番古い紋とのこと。金堂内陣の多聞天像の光背に記して あるとの説明でしたが、この像は側面からしか拝めず確認できない、残念。 法…

花こしらえ・修二会・お水取り

「お水取り」でしられる修二会(しゅうにえ)が1日から、東大寺二月堂でおこなわれている。、 752年から、絶えることなく続いている行法に接してみたいと奈良にはいる。 「花拵え(はなこしらえ)」 造花による椿の花500個を僧侶(11人の 練行衆)の男手だけで造り…

柊鰯と室生寺

3月2日 室生寺、室生龍穴神社を訪ねる。 3月2日 室生寺の門前の民家にて、柊鰯(ひいらぎいわし)に遭遇。節分から日も浅く、 大和や伊勢には多いと聞いているけれど、竹筒に丁寧なしつらえ、この二つは筋向いでした。 太鼓橋を渡り古刹とは最高のシチュエーシ…