2016-01-01から1年間の記事一覧

バンコク国立博物館2016ーその2

アユタヤ時代(15〜16世紀)青銅 高 150cm 弓状の眉、切れ長の半眼、鷲鼻、微笑の唇などのスコータイ様式の特徴。 髪の生え際にウートン様式のライプラソック(帯状装飾)。 頭部の大きさから相当な大きさが推測される高い鋳造技術。 アユタヤ出土、アンコール・…

バンコク国立博物館2016ーその3・バンチェーン遺跡

タイ東北部のバーンチェン遺跡にて出土。紀元前300年〜AD200年 1960年前後に偶然発見された遺跡で、後期となる彩文土器。 特に渦巻文様は大胆で伸びやかな幾何学文で注目されているが、 これら土器や青銅の発掘により世界遺産となっている。 直接描かれた彩…

バンコク国立博物館 2016ーその1・ドヴァーラヴァティ

バンコク国立博物館を再訪する。3年前、初めて訪れた時とは、やはり展示室の変更などがあり、 メインの仏像・彫像などは、入り口近くの改装された大空間に、スポット照明され集められている。 かっての適度な広さの部屋に散見され、カーテン越しの自然光での…

魚籠・びく

竹や蔓などを編んで造られた民具は編組品(へんそひん)と言われ、手作りならではの用具の美しさがみられる。 私にとっては、特に漁具である魚籠(びく)は、その用途や機能からくる「かご」の呪術的な意味や、その膨らみのもつ造形と 網目の美しさに魅了さ…

Frank Stella 回顧展

フランク ステラ 回顧展 Oct.30,2015〜Feb.7,2016 NewYorkに12月25日から31日まで滞在しましたが、5月に新館となったホイットニー美術館にて、 幸運にもステラの大規模な回顧展が開催されていた。 初期のストライブ作品からミニマルやジオメトリックからも…

SOTATUーMakingWaves・俵屋宗達 と雅の系譜 展

ワシントンDCの Freer美術館とサックラー美術館にて、史上最大の「俵屋宗達」展をみる。 門外不出の「松島図屏風」と「雲竜図屏風」などは、長年の願望がかない感慨深い。 その他多くの名品がならび、宗達スタイルである琳派様式の祖型ならではの 王朝美と雅…

Wat Pong Sanuk Lanpang & wat phra That Lampang Luang

花馬車がシンボルのLampang市の郊外にある2つの寺院を訪ねる。 北部タイでもっとも美しく、タイ国内での最古の木造建築と いわれている Wat Pong Sanuk Lanpang。 そして、この寺院を訪れなければLanpang(県)を訪れたとは言えないと評判の Wat Phra That La…

タイ・チェンライでの個展

チェンマイ大学ファインアート・ギャラリーでの個展の後 200キロほど北東の都市チェンライのギャラリー Art Bridge ChiangRaiにて 個展を開催していただき、オープニングレセプションなど歓待に感激でした。 2015年11月21日〜12月18日