2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

諸戸氏庭園 2・襖絵

庭園内の「御殿」にある襖絵には,瞳目させられ忘れがたい。 「御殿」は、明治23年から数年による建造。池庭を俯瞰するかのような高い床。そして低い水面。 水面から4〜5Mはあると思われる、かなり高い縁台だ! 御殿に続く玄関広間の見事な波涛図に驚く。2008年…

角箸と味噌煮込み

かっての1センチ角の太い角箸(かくばし)が、久しく出てこなくなり残念に思っていたのだが、 たずねると、復活したらしく、出していただけ感涙。30年ぶりの再会。 かって、母校の前津中学分校(現・ロフト名古屋)横にあり、蕎麦党の私も思いだしたかのように足…

諸戸氏庭園 1

室町時代には、すでに庵や庭園があった桑名市の「諸戸(もろと)氏庭園」を訪ねる。 カタカナで「モロト」と書かれた、明治27年に建てられた大門や本邸の瓦の紋。今でも斬新。 諸戸清六氏は、一代で財をなし、全国長者番付一位となり、山林王とも呼ばれた明治の…

泰山木の花

この純白の花には、なぜか魅了されている。 太古から変わらぬ原始の花。Magnolia(マグノリア)と呼ばれる芳香を放ち 泰然としているのもよい。大盞(盃)木、白蓮木とも書き 花弁が盃ににているのに魅かれるのかもしれない。 今年は、梯子かけで摘み取り、ジッ…

長沢芦雪の落款と波涛図

右上が欠損して、自由に泳ぎまわれるとされ、愛用した、こだわりの朱文氷形印 氷の形とも、亀甲や花にも、綿菓子にも見える愛らしい落款で、芦雪のお気に入り度が想像できる。 左上は、銅製で、朱肉との相性は良くないらしいが、新し物好きなんだヤハリ。 芦…

長沢芦雪の富士山噴煙

「芦雪―奇は新なり」展を、信楽の地・MIHO MUSEUMに訪ねる。 香港の中国銀行ビルには見とれた建築家I.M.ペイ(イオ・ミン・ペイ)氏の設計。 ルーブルのピラミッドに共通するコンストラクション、そして、トラバーチンがミゴト 意外にも、若い人達が多く、「カワ…

読谷窯と根来盆

根来塗角切折敷(すみきりおしき)盆には、酒器でなければと… 灰釉の泡盛角瓶と猪口は、'05年に読谷山窯の大嶺實清氏の陶房を、沖縄県芸の友人に紹介するよと 連れられ、お訪ねした時に求めたもの。大嶺氏は、沖縄芸大学長を辞められた直後で悠々とされ、 美味…