花卉

蓮・伊賀慶明寺

初夏には蓮の開花に立ち会いたくなる。約300種をほこる伊賀の慶明寺を訪れた。 双頭蓮とよばれるダブルの蕾をもつ蓮に出会い、めずらしく貴重とのこと。 名は「仏足」と標記されている。 おとなしく撮影に応じてくれたトノサマガエル。しらべると、どうも純…

ウニサボテンの花など

初夏の庭にて ウニサボテンが、このような花を咲かせるとは驚き。数年ぶりに咲いたらしく、朝に開花し夕刻には萎んでいた。 まったく一日だけの華。和名は、花盛丸でウニサボテン属らしい。 Echinopsis Fubiflofaはギリシャ語でEchinoa(ウニ)とOpsis(〜に…

泰山木・タイサンボク・マグノリア

太古から変わらぬ原始の花・タイサンボクが、Magnolia(マグノリア)と呼ばれる芳醇な香りとともに開花。 花弁が蓮弁や散華に似て、盞(さかずき)につながる姿形が、やはり魅力。 参照;2011-06-16 - 原健 ブログ 参照;2010-08-05 - 原健 ブログ

蓮池と風車

National Government Park 国営公園・アクアワールド水郷パークセンター 蓮池があると知らされ出かけたが、思いがけないオランダ風施設の充実に、国営としり驚く。 日本最大の国営公園。木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)下流域一帯、愛知県・岐阜県・三重…

泰山木の花

この純白の花には、なぜか魅了されている。 太古から変わらぬ原始の花。Magnolia(マグノリア)と呼ばれる芳香を放ち 泰然としているのもよい。大盞(盃)木、白蓮木とも書き 花弁が盃ににているのに魅かれるのかもしれない。 今年は、梯子かけで摘み取り、ジッ…

宗達・朝顔と杜若

宗達にも朝顔図があったはずと探してみました。 俵屋宗達・扇面貼交屏風(六曲一双・出光美術館蔵)部分 この見ごたえある屏風には、二十の扇面が散らして貼り付けられているが、 朝顔図の左上には、花弁が8枚の、泰山木らしき花の扇面があり驚かされる。 この…

香包・朝顔図

この夏、朝顔の美に惚れ直させられ、日本の朝顔を愛でる感性を再認識しましたが、 光琳のなかなか秀逸な香包の朝顔図。残念ながら海外でのコレクションですね! しかし、宗達の移り香がプンプン。 香包(こうつづみ)は、香木を包むためのパッケージであり、包…

宗達と桔梗

複写転載;大和文華館名品図録1995 俵屋宗達による桔梗・ききょう。銀泥で描かれた花弁は、垂らし込みの表出をみせて、たゆたゆと おおらかに温雅です。そして、薄(ススキ)の弧は、伸びやかに、まさしくストローク、そして、光悦の 肥痩の運筆との妙には感嘆…

泰山木

7月初めに咲いた泰山木の花、 花言葉は「威厳」「威風堂々」とあり、あなどれない、 古代の風格や薫りをもち、なかなかに見ごたえあり、蓮の花にも似て凛として気高く、 泰然としている。持ち上げすぎか! 花姿や花弁は、盃に似るとある、なるほど… 昨日、こ…

夕顔

いただいた夕顔の苗を、おおきめの鉢に植えて見事に咲きました。 これが「源氏物語」や「能・夕顔や半蔀(はしとみ)」で知らされる幽玄なる夕顔の花なのかと! 妖艶でもあり、清楚でもあり、夕闇に咲いているのを発見した時には、一瞬、瞳目、ひきよせられる。 …

画家・銭選(せんせん)の「牡丹図」と「官女図」

かって「能・石橋」の勇壮な紅白の牡丹を見て以来、ますます気になる存在の花ですが、 以前から上野東照宮の牡丹園は、時期になると素通りできず、寒牡丹や春牡丹をのぞいては、 この東洋でもてはやされる花の魅力を探っていた。 今回の徳川美術館では、なん…