夕顔


いただいた夕顔の苗を、おおきめの鉢に植えて見事に咲きました。
これが源氏物語「能・夕顔や半蔀(はしとみ)」で知らされる幽玄なる夕顔の花なのかと!
妖艶でもあり、清楚でもあり、夕闇に咲いているのを発見した時には、一瞬、瞳目、ひきよせられる。
イメージとしては、もう少し、乾山の絵のせいか「ぽっちゃり」していると思っていたのに…

その後、乱れ咲き

尾形乾山の「色絵夕顔文茶碗」・大和文華館 蔵
本物の夕顔の花に出会いたいと思わせられた、かなり気にいりの色絵茶碗。
たゆたゆと白釉で描かれた花と、緑の葉や蔓がほのぼのと絡んでおおらか!
乾山の自歌で「よりてだに露の光りやいかにとも 思ひもわかぬ花の夕がお 乾山」とある
語句が描かれているけれど、これは例外として気にならない。