2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

タイ・バンコク国立博物館

念願であったBangkok National Museumを訪れ、各時代・様式の神像や仏像に触れ数時間を過ごす。 特にドヴァ―ラヴァティ様式(6〜11世紀)の野性的な優しさとユニークな仏像はやはり白眉であった。 魅惑的な表情が素晴らしい。バーン・ファイ出のブロンズ像 ド…

黒漆の瓶子

特別展「日本の漆」 日本民芸館 1/10〜3/25 ポスターになっている室町期の瓶子、特に黒漆には強い関心を持っており 出合わねばと日本民芸館を訪れる(2月23日)。 瓶子(漆絵柏紋) 室町時代 高30.0cm 日本民芸館 蔵 柏は、神社で尊重され(柏手など)、これは六…

弥生の絵心・絵画土器の出土

岐阜県大垣市昼飯町「東町田遺跡」から出土。胴24cmX高さ25cm 弥生から古墳時代とみられ、墓の周囲の溝から見つかったことから葬送の儀礼に使用されたとみられる。 興味深い「癖邪視文(へきじゃしもん)」 口のへりの内側で両手を挙げている人物は呪術師とみ…

静嘉堂美術館その3 揺れる網干し文様 銘・うたたね

揺れる網干し文様 織部の魅惑的な文様を発見し凝視させられる。「うたたね」の銘にも魅惑的で引き付けられる! 黒織部茶碗 銘「うたたね」17世紀・桃山時代 9,7x10,4cm 漆黒の黒釉を掛け外してできた三角の窓に鉄絵文様(鬼板と呼ばれる鉄絵具)を施し、長石釉…

静嘉堂文庫美術館その1 曜変天目・油滴天目

世界に3点しかなく、最も美しいと言われる奇跡の茶碗ー曜変天目を観る。静嘉堂文庫創立120周年美術館開館20周年記念・受け継がれる東洋の至宝・茶道具の美 世田谷・二子玉川の近く、英国式建築の静嘉堂文庫と美術館前。円形の池をとりまく車寄せが優雅。 大…

静嘉堂美術館その2 付藻(つくも)茄子と松本茄子(紹鴎茄子)

静嘉堂美術館にて、念願の加茂なすの形が印象的で、天下人の垂涎であった「茄子茶入」に出会う。 織田信長―豊臣秀吉―徳川家康に愛でられた「付藻(つくも)茄子]と「松本茄子」は、大阪夏の陣(1615年)で 大阪城とともに消失したかにみられた。しかし徳川家康…