仏像

バンコク国立博物館2016ーその2

アユタヤ時代(15〜16世紀)青銅 高 150cm 弓状の眉、切れ長の半眼、鷲鼻、微笑の唇などのスコータイ様式の特徴。 髪の生え際にウートン様式のライプラソック(帯状装飾)。 頭部の大きさから相当な大きさが推測される高い鋳造技術。 アユタヤ出土、アンコール・…

バンコク国立博物館 2016ーその1・ドヴァーラヴァティ

バンコク国立博物館を再訪する。3年前、初めて訪れた時とは、やはり展示室の変更などがあり、 メインの仏像・彫像などは、入り口近くの改装された大空間に、スポット照明され集められている。 かっての適度な広さの部屋に散見され、カーテン越しの自然光での…

クメール美術・観音菩薩 仏頭 青銅

[] タイを中心にしたインドネシア半島の仏教美術にはいいつくせぬ魅力がある。 コレクションしたこの仏頭は、円筒形の宝冠をいただき正面には阿弥陀如来の化仏が 頭上に置かれていることから観音菩薩であり瞑想する表情が素晴らしい! 顔の様子は一種独特で…

ミャンマーとタイの仏像 1

ミャンマー・木彫如来形座像 44 x 19 x 10 cm タイのチェンマイ・アンティーク ショップにて、ミャンマーの19世紀仏像とのことで入手。 鋳造とちがい木彫によるオリジナルで旅行者には重宝する軽さ。 台座は高く盛りあがり、結跏趺坐(けっかふざ)で座し、耳…

タイ・バンコク Wat(寺院)巡り

タイのバンコク・アユタヤに弾丸トラベル 3/22〜25 Wat Arun チャオプラヤー川西岸の巨大仏塔(高さ75m) Wat Arun Wat Arun 三島由紀夫の小説「暁の寺」に、この塔は「すこぶる急な階段の蹴込も隙間なく花紋でうめられ、 それぞれの層を浮き彫りの人面鳥が支…

タイ・バンコク国立博物館

念願であったBangkok National Museumを訪れ、各時代・様式の神像や仏像に触れ数時間を過ごす。 特にドヴァ―ラヴァティ様式(6〜11世紀)の野性的な優しさとユニークな仏像はやはり白眉であった。 魅惑的な表情が素晴らしい。バーン・ファイ出のブロンズ像 ド…

ヴィシュヌ立像・左巻法螺貝

東京国立博物館で「ボストン美術館・日本美術の至宝展」を観た後に、同館一階に展示されている ヴィシュヌ立像を発見。憧れの神像に、まさかここで出会えるとは驚き。 これは、ヒンドゥー教の三大神の一人で、宇宙を守護する維持と救済の神とされ、興味深い…

タイ・チェンセーン様式の仏像

コレクションより、タイ国の仏像 ウエグナーのYチェアー(オーク・オイルフィニッシュ)に相性よくおさまるチェンセーン様式のタイ仏像 チェンセーン美術は、タイ北部において、13世紀頃よりインド・パーラ様式やビルマの影響を うけており、これは、初期の特…

アユタヤ様式の仏像2

片足の裏を上に向けてすわる半跏趺座(はんかふざ)の座禅式に、 右手を地に触れるような触地印(降魔印)を結ぶ坐像は タイの仏像に、最もよく見られる定番のようです。 台座は、ウスをつぶしたような単純な形とあり、まさしく、これのことでしょう。 スコー…

スコータイ様式の仏頭

タイの仏像によくみられる頭頂部に、タイ語で「ラッサミー」と呼ばれる火焔状の装飾を戴き、 放射されている光をあらわしています。 髪の生え際を細い帯状線が巡る特徴をもつウートーン様式もみられるが、 頭の螺髪(らほつ)の、ひとつひとつが小さく作られ…

アユタヤ様式の仏頭

このごろ、タイの仏像や神像にハマり、ますます魅了されている。 タイには、多くの王朝による盛衰の歴史があり、カンボジヤのクメールなども含めて、それぞれの様式に富む。 そして、実にバリエーションが多い。 チベットやインドに比べ、親しみやすく優しい…

ネパールの仏頭

端正な顔立ちで、如来相の特徴である螺髪(らはつ)も見事だ。 額の中心にある白毫(びゃくごう)は、左回りの螺旋状の白い毛で 伸ばすと1丈5尺(約4.5メートル)あるとされるそうですが、 はっきりと判る形で刻印されており気になる造形でもあり、求めた理由の…

唐風の仏頭

10年ほど前に、那覇市やちむん通りの骨董店で、見つけた小さな石の仏頭。 懐中仏ではないかと言われたけれど、それにしては重いなー! やはり、大陸、唐風の美人。中国のものなのでしょう、時代は不明。 その後、時間とともに、気に入り愛着がましている。…