タイ・チェンセーン様式の仏像

コレクションより、タイ国の仏像

ウエグナーのYチェアー(オーク・オイルフィニッシュ)に相性よくおさまるチェンセーン様式のタイ仏像

チェンセーン美術は、タイ北部において、13世紀頃よりインド・パーラ様式やビルマの影響を
うけており、これは、初期の特徴を、よく備えて造られ端正である。
特徴は、頭上に蓮華の莟(つぼみ)の宝珠が突き出し、螺髪(らほつ)は大きく、丸顔で弓をはった
ような眉が美しい。
今では珍しい花形の入角・入隅(いりすみ)紫檀盆に乗せたが相性いい。


左肩から下にたれさがる垂布(サンカーティ)は短く、乳首の上で切れ、
先端が、サソリの尾のハサミのようなジグザク状に分かれている。
印相は、タイの仏像ならではの右手指を地につける降魔印(触地印)で、蓮弁のある蓮華座に
両足を上にむける結跏趺坐している。

背景は、パステル・アクリルによる飛華シリーズの作品
頭上の蓮華の莟(つぼみ)や、張りのあるボデーのラインなど相似しているなー!