アユタヤ様式の仏頭




このごろ、タイの仏像や神像にハマり、ますます魅了されている。
タイには、多くの王朝による盛衰の歴史があり、カンボジヤのクメールなども含めて、それぞれの様式に富む。
そして、実にバリエーションが多い。
チベットやインドに比べ、親しみやすく優しい表情のものも多い。
これは、スコータイ様式の延長上にあるアユタヤ中期の様式と思はれる。購入後に、パリのギメ東洋美術館に、
同様のスタイルの古いものを発見。参考資料として解説などを転載する。
ちなみに、頭にのる頂華(ちょうげ)装飾は、みごとなスパイラルで巻貝の法螺貝と確信している。
タイの古い神像に、この法螺貝そのものを持ったものが散見され、英知の象徴であったとのこと。
青銅で高さ39cm


複写転載;講談社版世界の美術館14「ギメ東洋美術館」1968年刊