仁清の透鉢(すかしばち)

野々村仁清の「かのこ」。しかも大胆な「透かし」

江戸時代初期に、この「ドット」、「かのこ紋」、「円孔」に驚愕。     
野々村仁清の色絵は有名だが、この白釉はシンプルで、口縁は八角形らしいのもニクイ。
透鉢(すかしばち)の優品を多く残す尾形乾山の師である仁清に、スゴイ透かしの鉢があった。
これには敬服。MIHO-MUSEUMの収蔵品だが、一度ぜひとも見参させていただきたい。
しかし、仁清は、江戸初期に活躍し国宝に認定される作品を残すが、なぜか生没年不詳。
複写転載;古美術・工芸の月刊誌「目の眼」平成11年9月号より 野々村仁清 白磁円孔透鉢 MIHO-MUSEUM蔵
参照 http://d.hatena.ne.jp/takeshihara/20130130/p1