天平秘仏特別開帳・海龍王寺

奈良では、平城遷都1300年を記念した特別開帳が盛んだ。ポスターや雑誌で見る
龍王寺の十一面観音には、特に惹きつけられ、春は7日までとのことで訪れる。

龍王寺・十一面観音立像 雑誌一個人5月号・奈良古寺と仏像より転載

法華寺十一面観音立像   国宝の旅・2001年講談社刊より転載
隣接する法華寺にも、気になる十一面観音立像(秘仏・国宝)が開帳されている。
そして15分ほどのところに秋篠寺があり、久方に、藝術を守護する伎芸天立像をも訪ねる。


秋篠寺は、奈良の苔寺といわれる禁裏御香水所であり、本堂の屋根大棟に鬼瓦でなく
「鳥休み」瓦でゆるやか、天平の様式が色濃く残って雑がないたたずまいは星三つ。


日本で唯一の伎芸天像  秋篠寺カードより転載
また、手を触れることができる近さから見上げる伎芸天には、やはり固唾をのむ。