鳴谷神社・神猿

聖寶寺(三重と滋賀の県境)の麓にあった鳴谷神社は、807年、聖寶寺を開いた際に
滋賀の日吉大社の分神(日吉山王社)として祀られたといわれ、
神サブの佇まいが漂う格調高い社でした。


右は比古杉(ヒコスギ)、左は比賣杉(ヒメスギ)とある。

日吉大社にならい狛犬ならぬ猿が、神の使いとして鎮座(阿吽の2体)。
「神猿・マサルといい、「魔がさる」とか「勝る」何よりも優れて美しいものを
もつ正義の表象として信奉されてきました(神社解説文)とある。
思いがけない、この苔蒸す苔衣の猿や表情、社の佇まいに立ち去り難い。