ジャクソン・ポロック展

生誕100年ジャクソン・ポロック展を観る。


1946年に移り住んだイーストハンプトンの納屋を改造したアトリエ。

美術館で唯一撮影許可があった原寸大のアトリエ・モデル、靴を脱ぎ立ち入ることが出来る。



アトリエ内に展示されていた塗料。驚くほど多様な製品を使い別けていたのが伺われる。
それだけ、やはり画面が単調にならず重層的な空間を現出させていたのだ。

「星座」1946年 56x46,5cm
爽やかなグリーンとともに、パステルカラーが珍しい。ニューヨークを離れ、田園に移りすんだ頃の作品で、
他に類を見ない色調で、ポーリング(流し込)リッピング(滴らし)の予兆や形象のサインが印象にのこる。
亡くなってから55年も過ぎ、初期からの貴重な作品がならぶ展示には感慨深いが、
ポロックの飲み込まれるような巨大な作品はなく、そのオールオーバーな神髄が伝わるかどうか…!。