古代アンデスの文化ー ラルコ博物館 2

首都リマ(ペルー)のラルコ博物館を訪れるー2


1926年ラファエル・ラルコ(1901〜1966)は25歳でラルコ博物館を設立した。父親の援助を受けながら、
多くの発掘現場で調査を続け、モチェ文化を科学的に発見するに至り
考古学遺物のコレクションは4万5000点にのぼる。
http://www.museolarco.org/




ラルコ博物館を代表する器。モチェ文化ー地方発展期(BC1〜AC8世紀)
生け贄の儀式。敗者の血を注いだ器がモチェの代表的な神々に捧げられている。


インカ文化・帝国期(1300年頃〜1532年)
代表的な土器は、両脇に持ち手のついた、底の尖った尖底土器で、正面にはネコ科獣神の
小さな顔が表現されている水信仰の儀礼用土器である。


モチェ・ワリ(ワリ影響下のモチェ文化)ワリ期ー地方王国期(AC8〜13世紀)
菱形のなかに杖を持つ人物の文様ー織布

チンチヤ文化(AC13世紀〜1532年)
ななめの帯状に波打つ蛇(ドラゴン)がネコ科動物(ジャガー)や鳥(コンドル)の図像とつながる。




ワリ文化・ワリ期ー地方王国期(AC8〜13世紀)
階段文様の両端に鳥や獣人の頭部を表した布の断片横糸の細さは世界2位で
1インチ(約2,5cm)に304本の横糸が織り込まれている

チンチヤ文化(AC13世紀〜1532年)
ラクダ科動物や幾何学紋様による織物の断片。世界一の極細糸で作られた布で、
1インチ(約2,5cm)に398本の横糸が織り込まれている。