一乗谷・朝倉氏遺跡・その1

戦国武将の豪壮華麗な庭園として著名な遺跡を、越前(福井市郊外)の地・一乗谷に訪ねる。
領主・朝倉一族が100年にわたり居城とした一乗谷近辺は、近年の発掘や復旧が進み、
庭園や館、城下町、武家屋敷、巨石の城戸や山城、寺院と町屋などが国の特別史跡であり、
フィールドミュウジアム(史跡・野外博物館)
となっている。
諏訪館跡庭園、湯殿跡庭園、南陽寺跡庭園、が特別名勝として、行き届いた整備と管理がなされ素晴らしい。

日本最大の4mを超える滝副石の威容は、やはり圧巻で豪壮な護岸石組も堅牢だ。




廻遊式林泉の上段にある湧泉石組から、背後の滝石組を望む

中の御殿跡を俯瞰する。左下の砂利の部分は池の跡。一乗谷川を遠望し、対岸の山並みも美しい。





林立する石組はダイナミックで、なんとも勇壮。往時は、水がたたえられており、想像をかき立てられる。

三尊石組など、群立し湧きたつ峰のような景観はすばらしい。廻遊式であり、かっての池の中に立つこともでき
朝夕の光によって、その相貌は異なるでしょうし、これは、極上の廻遊式アート
柵があるとの記憶があったが、今回、柵はなく自由に踏みこむことができ、一瞬だいじょうぶかなと至福!