民族衣装・チチカステナンゴ

中米のグァテマラ・シティ郊外にある町・チチカステナンゴには、山間の部落から
さまざまな民族衣装をまとった人々が集まることで知られる市が毎週たつ。35年ほど前に訪問・撮影


ウイピルと呼ばれる貫頭衣や、コルテ(藍染めの巻きスカート)が、誇りある民族衣装であり
それぞれの部落によってパターンや文様が異なる。独自の伝統を引き継ぎながら、色彩もふくめてバリエーションは
驚くほど豊富であり、幾何学的な文様のみを踏襲している部族には釘ずけにさせられる。素足のままの人も多い。


後方の階段の上には、古く由緒ある、サン・トマス教会。
悔やまれるのは、衣装に気を取られ、この教会内部にはいらなかったこと。
マヤの土俗的な信仰とキリスト教とが混然とした祭壇や空間であったらしい。

マヤの末裔でしょう。インディヘナと言われる先住民が色濃いと思われるが、
純朴で愛想のよい笑顔を見せてくれて印象的でした。
カメラには、顔をそむけ嫌がられる人ばかりでしたが、この子は例外で感激。