ガァテマラ・ティカル遺跡

ユカタン半島のジャングルに忽然としてあらわれるマヤ最大の遺跡・ティカルは、
高くそびえるステップス・ピラミッド(階段ピラミッド)の美しさで知られ、その威容は忘れがたい。
1976年8-9月 ガテマラ・シテイから。


ジャガー神殿(1号神殿・高さ51m)の上からのぞく。私が訪れた時は、
正面の階段を鎖にしがみつきながら登れたが、古代マヤ人は、軽々と駈け登ったそうです。
グランプラザ(中央広場)には、ステラと呼ばれる王の姿やマヤ文字を彫った石碑が並ぶ。

ジャガー神殿より、仮面神殿(2号神殿)を望む。後方左は4号、右は3号神殿


仮面神殿(2号神殿)は、高さ42m。幅広の階段が美しい。そして、三層からなる傾斜した壁(Talud:タルー)と
垂直な壁(Tablero:タブレロ)の組合せのストラクチャー(タルー・タブレロ様式)は威風堂々として力強く珠玉だ。


グランプラザの北にノース・アクロポリスと呼ばれる神殿の一群があり、複雑な階段は、いっさい手すりはなく、
美しいコンストラクションを見せており、階段フェチにはたまらない。

マヤ独特の三角形をしたマヤアーチ。この入口のストラクチャーは素晴らしい。


ステラとその前には、円形のアルター(祭壇・供物台)。
35年ほど前に訪ねた写真ですので。、現在では、一号神殿には登れなくなり、いくらか様相が違うようです。