玉置神社・洲浜紋

紀伊大峰山系の霊峰玉置山。その山上近くにある玉置(たまき)神社
熊野本宮と旧社地「大斎原(熊野川の中州にある霊地)」を訪ねた折、そこから
1時間ほど山奥に、「玉置」という名称と、白い玉石の洲浜らしき場のある神社を知り、
洲浜フェテイストとしては見過ごせない、標高1000mに急遽でかけた(2007年2月)

幕に印された神紋は、思いがけず「洲浜」だ。それも黒色のベタで力強い。
修験道の神社にふさわしい剛直でシンプル。
注連縄も奥駈道に相応しく剛直なロープ。幣が美しいからいいのだ。ここはなみでない厳しい霊場なのだ。

拝殿の背後にそびえる樹齢3600年の神代杉。


15分ほど登った所に「玉石社」。柵越しに見る玉石と盤座。その背後に「三ッ石」
と呼ばれる霊力をもつ盤座があるらしいが、不徳のせいで不明でした。
やはり、霊気がただよい神気にみちた場ではありました。

お札(神符)も、なかなかに見とれてしまう優れもので、朱色の洲浜紋が美しい。
しかし、この霊峰の神社に洲浜紋とは、粋なはからいではないか!
そして、この形の紋が洲浜とは〜粋すぎます。「三ッ石」に見えなくもない。