パウル・クレーの油彩転写


京都国立近代美術館にて、180点からなる構成のクレー展を見る。
アトリエ写真や物理的な制作プロセスに焦点をあわせ、新たな視座による展示が興味深い。
また、最後のアトリエが原寸で構築されており、そのコンパクトな空間にたたずみ、しばし感慨。
  プロセス1 写して / 塗って / 写して | 油彩転写の作品
  プロセス2 切って / 回して / 貼って | 切断・再構成の作品
  プロセス3 切って / 分けて / 貼って | 切断・分離の作品
  プロセス4 おもて / うら / おもて  | 両面の作品
パウル・クレー展 公式サイト http://klee.exhn.jp/index.html
  公式サイトでは、会場と同じ動画による「制作過程」5本を見ることができます。
  Chapter2 油彩転写の課程を見る は必見


                                     図版はカタログより転載
アトリエで制作する写真と、その描いている実物の作品が展示されている。
この写真により、左手で描いているのを知らされ目からウロコ。左手ならではのストロークや構成が散見され
興味つきない。
東京国立近代美術館では、5月31日〜7月31日