2011-01-01から1年間の記事一覧

しろもの・大蒜(にんにく)

近在で見つけた、見事なしろものに、つい手がのびた、大蒜(にんにく)の鱗茎(りんけい)。 白く美しい顔、または白く肥えているこをたとえて、「にんにく 剥(む)きたるが如(ごと)し」と… 言うそうですが、なかなか見応えある、すばらしい姿形は、ちょっとし…

アフリカ・グレボ族のマスク

コレクションのアフリカンマスク。 左は、油彩作品「HT-0509」(2005年・原健制作)、並列して見てみたいと並べる。 タイトルの「HT」は、HITO(人)の略です。 祖霊からの複眼による加護 太陽のもとで見てみなくてはと、直射日光を……。やはりスゴイ! 西アフ…

長谷川潔の油彩画

京都国立近代美術館4階のコレクションギャラリー 思いかけず、長谷川潔の作品が展示されていた。使い込んだビュランやスクレパー等の道具と、 壁には数点の油彩画や名作の銅版画が架けられ興味深い。 「白い花瓶に挿された草花」1948年 作。 なぜか、魅入ら…

パウル・クレーの油彩転写

京都国立近代美術館にて、180点からなる構成のクレー展を見る。 アトリエ写真や物理的な制作プロセスに焦点をあわせ、新たな視座による展示が興味深い。 また、最後のアトリエが原寸で構築されており、そのコンパクトな空間にたたずみ、しばし感慨。 プロセ…

金剛寺・特別拝観

六曲屏風「日月(じつげつ)山水図屏風]を、畳の上に正座をして観たい、そして 収蔵されている金剛寺も訪ねたいと、1年に2日のみの特別拝観日、5月5日にでかける。 ちなみに、もう1日は、11月3日。 (拝観写真は場外から望遠で撮影) 金剛寺HP http://amanos…

ジム・ダイン主題と変奏:版画制作の半世紀

オープニング会場にて質問に答えるジム・ダイン氏、現在75歳だそうです。 久方の見ごたえ充分な大型現代版画の数々150点。 あらゆる版表現技法に挑戦しながら、さまざまな駆使や併用。カードボードによるコラグラフや インタリオなどと紙版画を明記し、やわ…

白洲正子展

日月山水図屏風(左隻)金剛寺蔵 日月山水図屏風(右隻)金剛寺蔵 白洲正子が、「私の一番好きな風景画である」と愛でていた 「日月(じつげつ)山水図屏風」(大阪・金剛寺蔵)が展示と告知されており、見逃せない。 これは、大阪の金剛寺において、年2回、春…

柊鰯と節句蕎麦

立春の前日、つまり節句の日は、旧暦では大晦日なのです。 やはり、蕎麦を食べる風習があり節句蕎麦と言われている。 長野からの打ち立て蕎麦と、弱々しい青魚の鰯と、鋭い棘を持つ柊(ヒイラギ)を 並べてみるとなかなの藝術的風景。魔術的風景でもあり絶妙…

映画・「ハーブ&ドロシー 」

昨年暮れには、公開されていたのだが、おとぎ話のようなアート&ライフのドキュメンタリー 1970年代、ニューヨークの、アートシーンが、垣間見れ、ミニマルやコンセプチュアルな 作家や作品が登場する。 ベニス・ビエンナーレでの初見のリチャード・タトルや…

ボストン美術館での作品展示

アメリカ・ボストン美術館において、トールマン・コレクションからの寄贈作品 「STROKES86-10」が展示されているとの知らせと写真が送られてきました。 「STROKES86-10」版画・リトグラフ 56x76cm 高知・手漉和紙 1986年制作 背景は二分割され、いはゆる「片…

土偶・井戸尻考古館 尖石縄文考古館

八ヶ岳の南麗に点在する縄文銀座とよばれる遺跡を訪れる。 新たな出土品により、縄文のイメージを覆えさせられる土偶や土器の異相の数々や 一万年におよぶ縄文期の特異な造形に、あらてめて驚かされる。 そして、出土した土地や大地ならではの臨場感が…。 ht…